作者のひいおじいさんのエピソードが基になっているそうです。
父親が息子に、北国の冬の厳しさを語ります。
じいさんは貧乏暮らしの中出稼ぎに行き、終電車に乗り遅れます。
仕方なく湖の上を3時間もあることになったじいさん。
途中で出会ったのは凍えたキツネ。
これは大金になると喜んで帰宅したじいさんですが・・・。
キツネが凍えて動けなくなるほどの寒さが実感できます。
ばあさんの対応もじっくり味わいたいですね。
じいさんの働く姿がしっかりと描かれます。
粗末な食事を囲む家族が、それでも温かい表情をしているのがいいですね。