子供達に何かクリスマスらしい絵本をと思って、図書館で探している時、トニー・ロスの絵がとてもかわいらしかったので、この絵本を選びました。
訳者の後書きを読んでいる時、思い出しました。
そう、うちの子も、以前、『デンマークのサンタ村から来たのサンタさんと写真がとれる!』という所へ行った時、サンタさんが怖くて大泣きしたっけ…。
この絵本の主人公エミリーも、サンタさんがちょっと怖いんです。それで、サンタさんが家の中に入ってこないように、煙突にぬいぐるみを詰め込んでしまうの。
さてさて、サンタさんはエミリーの家にやって来れるのかしら?
作者の心の優しさが作品全体から、伝わってくる絵本でした。
当たり前のように、サンタさんからプレゼントをもらう話ではないこの絵本、ひと味変わった素敵な仕上がりになっています。まだ読んだことのない人はぜひ、読んでみて。