0歳6か月のころから読み聞かせしました。
読むと子どもは本当にうれしそうにしていて、
大人にとっては不思議な一冊です。
「パンダがだんだん遠ざかって現れるだけなのに、なぜ?」
とこの絵本の不思議な面白さを思わず考えてしまいます。
なーんだ、なんだの繰り返しでだんだんパンダの顔が見えてくる。
その様子をすごく興味津々に読んでくれます。
単純なくりかえしと少しずつの変化、少ない配色、
それらが小さな赤ちゃんでも理解できる要素なのかもしれません。
2歳くらになって、「なーんだ、なんだ」の問いかけにひたすら「パンダ!」
と答えるあたりで、この絵本は卒業しましたが、
絵本の世界の奥深さを知ることのできる、よい1冊でした。