「どろんこハリー」のコンビ(ジオンとグレアム)の初絵本(デビュー作)が、この作品だそうです。
日本でこの作品が邦訳された第1版が2005年の1月となっていますので、デビュー作はかなり遅れて日本に紹介されたんですね〜。
すごく単純ですが、各ページに子どもたちはいっぱい描かれていますし、季節はいろいろ楽しめるし、短くてテンポのいい文章が楽しいです。
どのページの絵もとても素敵ですが、私は個人的に
『あめは かさのうえにも、レインコートのうえにも、 ふってきます……』
の、町の雨の様子を描いているページが一番好きです。
昔大好きだった『雨に歌えば』(映画)のワンシーンみたいで!!
お話会などで読み聞かせに使っても全然問題はありませんが、
それぞれのページにいろいろ描きこまれているので、
一人読みでじっくりたっぷり読むのも楽しいと思います。
読んであげるのなら3歳くらいから、ひとり読みなら5歳くらいからがいいかと思います。