保育園年中さんの修了式で、記念の品として頂きました。
保育のお仕事に携わる先生が選ばれただけあって、さすがに素敵な本でした。
主人公は「ひろこさん」
名前といい、彼女の服装、部屋のインテリアといい、どこか懐かしい匂いがただよいます。
ひろこさんは、自分の部屋でひとり、友達に手紙を書きます。
どんな友達かな?……そこでまず1つ嬉しい驚きがあります。
そしてまた別の友達、また別の友達へと次々に手紙を書いていくのですが、その手紙の素敵なこと!
相手のことを思いながら、丁寧に描かれた絵と文章。
何より、ひろこさん自身が手紙を書くことを楽しんでいるのが伝わってきて、読んでいる私の心もあたたかくなるのです。
息子も、最近友達にお手紙を書く楽しさに目覚めたところ。
この絵本に触発されたのか、文字だけではなく絵も描いたり、切手を作り貼ってみたりと、以前よりもっと手紙が好きになったようです。
やさしい穏やかな気持ちになれる、手もとに置いて何度でも読み返したくなる絵本です。
男の子、女の子を問わず5歳前後のお子さんにおすすめしたいです。