寒い寒い冬。風の日、雪の日、外で遊べない時に、ひろこさんは、友達に手紙を書きます。
りすに、とかげに、小鳥に、うさぎに、そして森のもみの木にも...
「春になって森にすみれが咲いたらもみの木の下で待っています。」と添えて、書いた手紙を、森の大きなもみの木につるすんです。
そして、春になると、もみの木の下には、ひろこさんの友達たちが集まってくる。もみの木の下には、小さな赤ちゃんもみの木も。
待ちわびた春が来た、うれしい気持ちや暖かさが伝わってくるようです。
ひろこさんが書く友達への手紙がまたかわいいの。そして、書いてはつるし、書いてはつるして、クリスマスツリーのようになっていくもみの木。
こんな木があったらいいなぁって、子供たちは楽しげでした。