「赤いくつ」,聞いたことのある題名でしたが,今まで読んだことはありませんでした。
こちらのシリーズでは作者が角田光代さんというところも興味があり,親である大人の私が読んでみました。
赤いくつに魅了されてしまった主人公の少女カーレン。
教会に行くにも赤いくつを,引き取ってくださった老婦人の看病よりも赤いくつを。。。
そんなカーレンに起こったこと,それはとても怖かったです。
踊り続ける赤いくつ,脱げない赤いくつ,そして赤いくつを捨てるために決断した行為,どれもこれも本当にお怖いお話でした。
ある年齢以上のお子さん,または大人が読んだ方がいいかも知れません。
そのくらい内容は怖かったです。
そのため☆4にしましたが。
読み応えのある絵本でもありました。
飽きのこないイラストもまた魅力的でした。