図書館で借りたところ、子どもがとても気に入って、
返した後も「でんしゃ!」と毎晩寝る前に泣くので、
そんなに気に入っているなら・・・と購入しました。
親の私から見たら、こう言ってはなんだけど「展開が簡単に読めすぎてつまんない」って最初は思いました。(すみません)
でも、子どもにとっては、それが逆に面白いみたい。
「わにだ」駅でわにさんが乗ってくる、なんてダジャレみたいですが、
「ぼくの思ったとおり」っていうのが安心感あるのかな〜。
うまい例えかどうかは分かりませんが、
吉本新喜劇って「島木ジョージが出てきたらパチパチパンチ」みたいなお約束があるじゃないですか?
展開は読めてるんだけど、それでも笑えますよね。
それと同じなのかなーって思います。
満員の電車で、ぞうさんがうさぎさんをひざに乗せてあげたり、優しさにも満ちています。
眠ってしまったうららちゃんを、ぞうさんが起こしてあげたり、切符を落としたらうさぎさんが拾ってくれて・・・
それに、一人で電車に乗っているうららちゃんに「ひとりでえらいわね」なんて声もかけてくれる。
こんな優しさ、今の日本の電車にあるかなぁ・・・って考えてしまいました。
これを読んだ一人ひとりの大人と子どもが、こんな優しさを意識したら、安心して子供を一人で電車に乗せられる社会になると思います。