十二支のお話はいろいろありますが、『ピン・ポン・パンがやってきた』の谷・赤坂コンビの作品なので、この本を借りてみました。この本では岡山県に伝わる話を使っているそうです。
版画のような硬い線の絵で、色も、動物は皆茶色一色か、赤が少しプラスされているような地味なものなので、子どもが興味をもつかどうかと心配しましたが、中華風な雰囲気と動きのある場面に、子どもたちは釘付けでした。
三人の子どもの感想は一様に「ねずみはずるい!」。もう感想というより「激怒」という感じでした。
それにしても、こういう「物事の始まり」についての話は文句なしに面白いですね。