そう娘が言ったとき、1歳にはあまり似合わない言葉にびっくりしました。いったいどこからそんな言葉を? と思ったら、手にしていたのがこの本でした。幼いながらも、「べんきょう」という言葉は、なんだか大人になったような気持ちにさせるようです。
ストーリーはほとんどなく。ちょっとした日常が書かれているだけなのですが。(たとえばお買い物とか遊びとかご挨拶とか)描いてあるイラストに名前が書かれているのです。これが大好きなのです。何度も読まされています。実際これで覚えた言葉はべんきょうだけではありません。
この手の絵本を読んで感じるのは、赤ちゃんって言葉を覚えたがっているんだなということです。
親としては子供に言葉を覚えてもらいたいという欲があります。買ったあとで、もっと楽しい絵本を買えばよかったと、多少後ろめたい気持ちもあったのです。
ところがそんな親の気持ちを知ってか知らずか、言葉を覚えることは、とても楽しいようなのです。
大人の勉強イコール苦しいという図式は子供にはないようです。勉強イコール楽しいようです。そんな娘をみていると、こっちのほうがうらやましいと思ってしまいます。