周辺にあるあらゆるモノ・コトを独特かつ緻密、それでいて愛らしい画風で届ける日本絵本史に
残る名作。目に入るモノ・こととそれを示す字面が頭の中で一致させられます。
くまちゃんの年くらいに読んだので、自分とくまちゃんを同化して読んでいたふしがあります。
いちばん好きなシーンは、くまちゃんが買ってもらったおもちゃを家に帰ってすぐに(次ページで)
こわしてしまい、こっぴどく怒られるとこ。先日資源回収に出す雑誌の束に紛れ込んでいたのを
こっそり引き取り、部屋に保護しました。
言葉を覚えたての子供や外国人の方にお薦め、いやむしろ通過するべき絵本です。