保育園からの帰り道、「あ、なんだか空気のにおいがちがうね。春がちかづいているのかな」と私がいうと、ムスコも「なんだか、いいにおいがする!」 見回すと、通りのお庭の奥に満開の梅の花がありました。。。「根っこのこどもたちめをさます」は、そんな春を待つドキドキ感を、親子でいっしょに楽しむことができます。絵は、クラシックでおしゃれなのですが、語り口がやさしいユーモアにあふれ、虫の衣装を着たこどもたちがたくさん出てくるので、虫好きのムスコには、彼なりの愉しみ方もあるようです。図鑑で知る情報とはひと味もふた味もちがう、季節の移ろい! 一見、地味な絵本ですが、ムスコは思い出したようにリクエストしてきます。