アニミちゃんは赤いリュックを背負い、白い花のついた帽子をかぶり、白いブラウスで紺色のスカートをはいたピンクの髪の女の子。そんなカワイイアニミちゃんが子犬のブルブルを探しに出かけるお話です。
でも手に持っているのは火の玉で、途中で出会う友達はオバケばかり。アニミちゃんが普通に歩いていく道の風景には「目」や「口」や「顔」がいっぱいあります。さらにこの絵本は、仕掛け絵本になっていて、妖怪達が飛び出してくるのです。
娘は「気持ちわる〜い」と言いながら本に釘付け。最後にアニミちゃんの家が出てきますが、「こんな家・・・?」と、娘は絶句していました。息子は飛び出した妖怪を本の横から後ろから色々覗き込んで観察していました。穴が開いていると指を入れ、絵本から複雑な炎が飛び出すとひっぱってみたくなる。大人の私も『どうなってるの!?』と覗き込んでしまう仕掛けです。
子供のガッチリひきつけたこの絵本は、続けて何度も読まされました。子供たちはキャーキャー言いながらとっても楽しそうです。あまり興奮しすぎると仕掛け部分を壊してしまいそうですが…。
子供は興奮すると思います。お薦めのしかけ絵本です。