この絵本は子供に読むというよりも、父親に読んで欲しい絵本かしら…。それとも母親自身にかしら。
この本を図書館で見た時、(母親の気持ちを代弁してくれている)と思いました。
ママは、夫と2人の男の子のお世話ばかり。夫と子供達はいつも「ママ、あさごはんは、まだー」「ゆうごはんは、まだかい」そして、ごはんが終わるとソファーにすわりテレビを見ます。ママは、家事を一人でもくもくとします。
ある日、ママは置手紙を残していなくなるのでした。
「ぶたさんたちのおせわはもうこりごり!」
パパと子供達は、さぁ大変。それからは何でも自分達でしなければなりません。まもなく、家はぶた小屋のようになり、みんなはよごれて臭くなりました。料理の材料もなくなってしまった晩、ママが帰って来ました。
それからのパパと子供達は見違えるようにお手伝いをするようになり、ママは幸せでした…という話ですが、
これを娘2人に読んで聞かせると、やはり目が点でした。旦那に「読んでみて」と言うと、嫌そうに、「俺はちゃんと手伝ってるよ」と言いながら読んでくれました。
私だけの自己満足な本かしら…。(旦那は結構いろいろ手伝ってくれる方です…。)
細部にも結構凝っていて(ぶたの絵がたくさん出てくる等)それを探すのも楽しいのですが…。