これって誰のための絵本?? スッキリしました!!
この絵がたまりません。何も考えず当然の事としてご飯を要求し、だらけてテレビに見入るパパと子供たち。
文句ひとつ言わずせっせと働き続けるママ。そのママにふつふつと怒りがわいてくるのが絵だけでわかるんです。ほんと、ふつふつと。
このお母さん、専業主婦ならともかくワーキングママというのが疲労を倍増させてくれます。
帰ってきたお母さんがまた影だけで表現されているというのも凄みがありますね。どんな表情だったのでしょう。
対する哀願する父子にも失笑を誘わずにはいられません。
一番最後のページに、働きながらたくさんの家事をこなし、家出もしちゃうお母さんらしさが凝縮されています。
娘は、こうなったらイヤだな〜と思いながら聞いていたようです。満喫した私とは違い、困った顔で読み終わりました。
この作者が描くお母さんは、パンチが効いていますね。どちらかというと、私には身近なタイプです。