「わたし、どんなあかちゃんだった?」3歳になる女の子が、自分があかちゃんだったときのことをお母さんに尋ねると、お母さんは優しい声で話し始めるのです。
お人形さんをお風呂に入れてやりながら、「ねぇ、わたしはお風呂が好きだった?」「えぇ好きだったわよ、いつもパパが入れてくれたのよ」というような会話が続きます。 我が家では、「いつもお母さんが入れたのよ」に改変されていますが。
ちょっとお姉ちゃんになった子供の、無邪気な問いに、優しく愛情をこめてお母さんが返答する様子が安堵感を誘います。これぐらいの子供のおうちではよくある光景かな。
子供心をくすぐる挿絵に、お母さん心を刺激する文章がとっても魅力的な1冊。