クリムトの絵をイメージさせる 装飾的な独特の画風や、色(金色)からなる絵本。個性あふれる芸術的な絵によって、クリムトの人となりや絵を描く様子、絵への向かい方が描かれています。語り手は、クリムトのお気に入りだった猫。彼が、クリムトの世界へ誘ってくれます。
この絵本を読むと、クリムトの絵が見たくなります。巻末にいくつかの絵の写真があるのが嬉しいです。でも、もちろん これだけでは、物足りません。多くの読者は、次は、画集へ手をのばすでしょう。そして、可能なら美術館へ足を向けるかも?
クリムトファンだけでなく、絵画に興味のある すべての人におすすめしたい絵本です。