アムネスティの紹介用に書かれた絵本です。
アムネスティは、暴力を用いていないにもかかわらず、
自らの信念、人種、宗教、肌の色、出自などを理由に
囚われの身となった人びと、「良心の囚人」を救う活動団体です。
そこでよく言われることは、無関心の恐ろしさです。
そのことが、この絵本ではうまく描かれています。
普通のハンサム青年シランさんは、
世界の惨状にかわいそうとは思っても無関心でした。
でもある日、かさをささない、という理由でシランさんは逮捕されます。
そして、そのことに、周りの人々は同じく無関心だったのです!
アムネスティの活動に参加、とまでは行かなくても
ささいなけんかへの関わり方も変わってくるかもしれません。
身の回りの無関心、考えてみませんか?