ベルサーキ家のおとうさんは、ある日おかあさんとケンカして、なんとドラゴンをペットに買って帰ってきました。ドラゴンは一家に愛されてどんどん大きく育ちます(ドラゴンを自慢に思っているお母さんがかわいいです)。しかしやがて庭で飼うのも大変なほどになり、市長に処分しなさいと言われてしまいます。
そこでドラゴンは「まほうれっとう」に住むことにし、クリスマスの間ベルサーキさん一家もそこで過ごします。
不思議な「まほうれっとう」の描写が楽しく、ところどころにユーモアが効いています。
突拍子も無い展開のお話ですが、そこが子どもの心をつかむのではないでしょうか。