テレビ番組の読み聞かせでこの絵本を知りました。
読み終わった後、優しい気持ちでいっぱいになりました。
誰かのために作ったいす。
「誰かのために」という思いは、そのいすを通じていろんな動物に広がっていきます。
自分がされてうれしかったことを、別の人にお返しするといった感覚でしょうか。
それも、無理して他人のためにやっているのではないのです。
自分ができることをできるぶんだけやるという、押しつけがましくないところが良いと思います。
自分のことばかり考える人が増えてきたこの時代に、なんともほのぼのさせてくれました。
自分の子供たちにもこのように育って欲しい。
独り占めするのではなくて、みんなで分かち合う、そういう優しさを身につけて欲しいなと思いました。