以前、幼稚園に娘を迎えに行ったときに、昇降口に園児椅子とかごに入ったドングリ、そして「どうぞのいす」という紙がおいてありました。そのときは、その意味が分からず、ほかのママたちと「ドングリをくれるってこと?」などと話しました。
日が経って、図書館でこの本を見つけたとき、その謎は解けました。きっと幼稚園でこの本を読んだ先生と子供たちが、ママたちに実験してみたのですね。
絵本では、イスの上のものをいただく代わりに、あとの人を思って何か別のものを置いていきます。その心遣いがうれしいです。取っていく人は多くても、あとの人のことを考えて別のものを置いていく人はなかなかいないでしょうから。
ろばさんのお昼寝中に、ろばがイスに置いたドングリが次々と変わっていき、ろばさんが起きたときにはクリになっていた。おもしろいです。