「朝起きたら、パパがいなくなっていました」
…ここからもう、なんとも言えない不気味さを感じて、どんどん物語に引き込まれていくのです。
おもしろいのが、森で出会う子どもたちの会話。
ん?どこかで聞いたような…見たような…
子どもの頃からよく知っている、あの童話…
油断していたら、その世界に引きずり込まれそうになります。
むしろ私は引きずり込まれたいけど…(笑)
ゾクゾクするほどワクワクしちゃいました。
私がぼうやだったら、ラプンツェルの塔に行ったり、お菓子の家に行ったり…
たくさん寄り道しているだろうな。
白と黒で描かれた危うくて美しい、不思議の森。
探してみてください。物語のヒントが色々と隠れていますよ。