しろねこかあさんとくろねことうさんから生まれた兄弟の中でただ1匹の赤い猫。
さすがに1匹だけ色が違うと戸惑ってしまうかもしれません。
自分たちと同じようになってほしいと願うかもしれません。
でもこれが個性だと思ったらどうでしょう。
赤が障害だったらどうでしょう。
親にとって子どもは子どもだと受け入れること、家族はみんな家族だと抱擁することの大切さを説かれたように思います。
疎外感を我慢できなくなったあかねこは家を飛び出します。
そしてあおねこと出会い、虹色の家族を作ります。
家を飛び出して良かったと思ったままで終わるのは親として寂しさを感じるのですが、子どもの世界を認めるということで子離れしましょう。
虹色家族が孤立することなく、認められていけばいいと思いました。
どうもこの絵本、親への問題提起のようですね。