2005年はアンデルセン生誕200年だそうです。
ということで『魔女の宅急便』角野栄子さんの訳で出版されたシリーズの1冊。
むかし中国(清朝?)の皇帝は美しい声の小鳥ナイチンゲールの歌声に
涙を流します。
宮殿に住むことになったナイチンゲールですが、
日本の帝から皇帝に送られた機械仕掛けのナイチンゲールのせいで
いつしか忘れられていきます。
でも、皇帝が重い病気にかかった時に病床にやってきたのはあのナイチンゲールだったのです。
太田大八さんの重厚な絵がエキゾチックです。
ナイチンゲールが皇帝のために歌う理由が美しいです。