目が見えない人が、からだの感覚を精一杯働かせてものを見ようとしているのかがわかる一冊です。
迷子になって泣いている女の子を、目が見えないお兄さんが見つけてくれます。それだけでも驚きです。目が見えない分、耳で音を聞いたり、鼻でにおいをかいだりする感覚がするどいことを知りました。目以外の部位が、すべて目のかわりをしてくれているかのようです。
目が見えない人が、どのようにしてふつうに生活しているのか、子どもといっしょに考えるのに、とっておきの本だと思いました。目が見えない人との接し方も勉強できると思います。