歯医者さんの待合室で娘と一緒に読んでいたら、途中で順番が来てしまい、どうしても続きが読みたくて本屋さんに寄り道してそのまま買って帰ってしまった一冊です。
サンタさんからバーバズーへのプレゼントは南の国の珍しい鳥たち。
でも、バーバパパたちの住んでいるところは雪がいっぱいの寒いところなので、鳥たちは寒くてたまりません。
鳥たちを暖めるためにいろんな方法を考えるのですが…。
バーバパパたちが試行錯誤を繰り返す様子から、森林伐採のデメリット、水力発電、太陽光発電、風力発電の弱点などなど、大事なことをさりげなく考えさせてくれる絵本だと思います。
結局一番いい方法は、鳥たちが生きているのに適した環境に戻すことなのですが、ああでもないこうでもないと工夫しているバーバパパファミリーには頭が下がります。
娘にはどこまで理解できているのかわかりませんが、バーバパパたちの家の形、みんなでせっせと編み物をしているところ、さまざまな発電装置が特に面白かったようです。
本編とは関係ありませんが、カバーに書かれているバーバパパ誕生秘話にもびっくり。
なんと作者のご夫妻は、ある日偶然喫茶店で隣同士になり、いたずら書きを交換しているうちにバーバパパが誕生したとか。