息子が学校で見つけてきて私に紹介した絵本です。
病気で寝たきりのおばあちゃんと暮らす男の子「フウ」と、
悪魔の「チュッチュ」とのちょっと切ない友情ストーリー。
「病気がうつるから」という理由で町の人から仲間はずれに
されているフウと、「悪魔だから」という理由で嫌われている
チュッチュは、会うたびに仲良しになっていきます。
そんなある日、おばあちゃんの病気が悪化してしまい、
チュッチュがお仕事をすることに。
チュッチュのお仕事、それは・・・
チュッチュのお仕事を機に、それまでほんわかだったストーリーが
一気に急展開を迎えます。
友達を思う気持ちが、一気に溢れだした感じですね。
読んでいて、思いがけずウルっとさせられました。
絵本にしてはストーリーが長いのですが、チュッチュとフウの
心の繋がりを表現するにはこれぐらい必要だったのかなと感じます。
いわば、現代版「泣いた赤鬼」という感じでしょうか。
この頃は絵本離れしていた息子に、「気に入った!」と言わせた
一冊なので、自信を持ってオススメしたいと思います。
子ども達にたくさん読んでもらって、思いやる気持ちを感じてもらいたいと思います。