シェル・シルヴァスタインと言えば考えさせられる本、というイメージがありますが、これは気軽に読めちゃうおちゃめな絵本です。
めっけもののサイが売られていて 男の子が一生懸命サイの良いところ紹介をしてくれるのですが、結局だいすき過ぎて誰にも譲りたくないんだろうなと思いました。
良いところ紹介をしている途中で出てくる、サイのだめなところや大変なところが「大好きでたまらない」を一層感じさせます。
絵もまたいいんですよね。絵あってのおもしろさ。
文章だけでは想像しきれないサイの面白さが、絵によってぐんと引き出されています。
細かいサイと男の子の表情にもご注目ください。