こんなに、じっくりと皆さんの感想を読み込んだのは久しぶりです
選ばれた100冊の絵本の中にはまだ読んでいないものもありました
また、1度読んだものもあるのですが、不思議なことに皆さんの感想を読むことで、もう一度読んでみようかなと思わせることが多々あったのです
絵本ナビに寄せられた、延べ152名の方々の絵本の感想は、津々浦々日本全国、海外からもあるのですね
ネットワークの広さに驚きです
感想の内容はその方の立場や出身地など、環境や地域が違うことで、同じ絵本に対しての感じ方が違うことも新しい発見でした
それがまた読んでみようという気を起こさせるのです
今回は家にいても、通勤の電車の中でもペンを片手に、チェックしながらの読書となりました
私自身もこの本に感想デビューを飾らせていただいたことはうれしい限りですが、皆さんの文章の表現のすばらしさもずいぶんと勉強になりました
絵本のすばらしさ、ぜひ読んでもらいたいという思いは、気持ちだけでなく、きちんとした文章があって伝わるんですね
活字文化がITの発展により影が薄らいでいく中にあって、人間が生まれて一番最初に出会うであろう活字文化の「絵本」はやはり手にとってこそ感動と喜びと発見と、時には警戒を呼び起こしてくれる代表選手のようなものです
昨年、東日本大震災以降、日本中のどこにおいても「いのち」「絆」について考えなかった日はないと思います
中でも家族の絆は、何者にも決して切られるものではないことを、強く感じました
今回の100選の絵本はそういった意味からも選りすぐりなのだと思います
活字で残すことで未来の子供たちに大切なことを伝える1冊になったのではないでしょうか・・・
広く多くの方に読んで頂きたいです