優しい顔で、ベッドに横になっている子どもに、そっと手で触れている場面の表紙を見ただけで、穏やかな気持ちになりました。
眠る前の儀式をするというのです。
眠る前に、何をしたかお話をしてと声をかけます。
少し考えたこぐまは、
「はをみがいたよ。」
と答えます。
その前は…
その日のことを、さかのぼりながら、時間は、前へと進んでいきます。
振り返ってみると、一日の間に、なんてたくさんの出来事があったのでしょう。そんなこと、思い出しながら、話しているうちに、眠くなってしまうこと、まちがいなしです。
そして、この日は、この親子にとって、とても特別な日だったんですね。