『合言葉はフリンドル』『こちら「ランドリー新聞」編集部』などの作品があるアンドリュー・クレメンツの作品。
ナタリーには文才があり、ナタリーの母は児童出版者の編集者です。ナタリーは母には秘密で母の会社から本を出そうとします。
友だちのゾーイがナタリーのエージェントとしてナタリーをプロデュースするのです。
クレメンツの作品はどれもそうですが、設定と展開がおもしろく、友人関係で終始してしまう日本の児童書とはまた違ったおもしろさがあります。
母の会社の嫌な上司の設定もおもしろかったです。
ナタリーを通して、作家の仕事、作家デビューの仕方なども垣間見えててきました。
大人が読んでもおもしろい作品に仕上がっていて、結局うちは家族全員で読みました。
高学年以上の一人読みとしてもお薦めです。