子どもに読み聞かせていたのですが、途中からは自分に言い聞かせなが読み進めました。「僕って、ほんとにこのままでいいのかなあ?」と漠然と思いながらも、どうしていいのか分からず、インターネットしたり占いをしたりするヘラジカさんが自分のように思えたからです。
でも、なんだか重たいテーマのようですが、ヘラジカさんや登場するビーバーやかめはかわいいし、ところどころにくすっと笑えるものがあったりするので、力が抜けていくのがわかります。「何もわからないなら、何でもやってみよう!」と、ヘラジカさんのように素直に思えて、読み終わるとすっきりとした気持ちになりました。
一方子供たちは、とくに深読みせず、いろいろな遊びを楽しむヘラジカさんを、にこにこしながら眺めて楽しんでいます。