童心社の「あかちゃんのむかしむかし」シリーズの一冊。
物語自体は、とても懐かしいもので自分自身が子供の頃に読んだことがある昔話です。
登場するのは、にんじん、だいこん、ごぼう。
みんなでお風呂に行くのですが、お風呂の入り方によって、各々の色が決まったと言うもので、至極分かりやすいもの。
ただ、最初からにんじんが赤、ごぼうが真っ黒、だいこんが真っ白な姿での登場は、話の筋からすると一寸違和感がありました。
昔話というと、小さい子供が入り難いものが多いのですが、この作品は題材自体が身近なものなので、入門編として最適なものではないでしょうか。
昔話を読むきっかけに読み聞かせして欲しい一冊です。