2012年度青少年読書感想文全国コンクール低学年の課題図書にあげられていたので読みました。おしゃれな色使いのかわいいイラストの絵本です。
デイジーのパパとママはいつも忙しいとか後でと言って、デイジーの話を聞いてくれません。「ちょっといそがしいの」「おとうさんに言って」などのセリフが確かに自分とそっくりで、耳が痛かったです。一緒に読んでいた5歳と8歳の娘たちも、自分のパパとママと一緒だと思ったらしく、顔を見合わせて笑っていました。
家に動物園から逃げ出したサイがやってきても、パパとママは話を聞いてくれないので、しかたなくサイと二人で遊ぶデイジー。そのうちとってもなかよしになります。でも二人はお別れしなければならず・・・デイジーと抱き合いながらサイがむらさきいろの涙を流すシーンでは、胸がキュンとなってしまいます。
我が家では小学生の長女より、5歳児の次女の方が反応がよかったです。サイが寝そべってソファーの椅子が壊れてしまうところがお気に入り。ピンクのシロクマくんの存在もとても気になるそうです。
最後の子供部屋のシーンで、デイジーのベッドの上に、読みかけの本があります。この本は、同じ著者の『バレエをおどるいぬなんていない?』という本のようなので、こちらも読みたくなりました。