『素直にあやまる気持ち』がテーマとのことで、興味をもちました。
得意な雪合戦で、きつねくんに雪だまを当てられてしまったりすくん。
大声で泣き出してしまったりすくんを見て
「どうしよう・・・」ときつねくんはどこかへ消えてしまいました。
みんながきつねくんをさがしに行くと・・・。
私はきつねくんがいなくなってしまった時、
「りすくんに謝る勇気が出なくて逃げてしまったのかな?」
と思いました。
しかしそうではありませんでした。
きつねくんは、どうしたらまたりすくんが笑ってくれるか、喜んでくれるか
相手の気持ちを考えてきちんと誤ることのできる素直な子だったんですね。
素直な子というのは、心が強い子なんだなぁと思いました。
私はきつねくんのことをうらやましく思いました。
大人でも、素直に謝るのって、時としてとっても勇気のいることだったりしますもんね。
「ぼくのほうこそ、ごめん!」と素直に口から出てきたりすくんも
嬉しく思いました。
素直な気持ちって、すがすがしいぁ!と改めて思いました。
いもとさんの描く雪の絵はほっこりとして冷たさを感じませんでした。
みんなの並んだ雪だるまがとても可愛らしく、
寒い冬の日に読んで、心が温かくなる絵本だなと思いました。
娘たちにも是非読んであげようと思います。