いもとようこさんの絵にひかれて読んでみました。内容は、くまさんの畑でとれた沢山の「おいも」を一人で食べるのはもったいないと、たぬきさんだったでしょうか?動物の記憶と順番が曖昧なのですが・・・半分分けてあげます。たぬきさんも同じ事を思い、うさぎさんに半分分けます。そのうさぎさんもねこさんに分けてあげて、(もっと動物がいたかもしれませんが・・・)ねこさんが2つもらったうちの1つをねずみさんに分けてあげます。ねずみさんにとってはその1つがとても大きいので、包丁で半分に切ってくまさんに分けてあげます。実はこのくまさん、最初においもを分けたくまさんなのです!なぜかと言うと大きな池?湖?の周りに、くまさん、たぬきさん、うさぎさん、ねこさん、ねずみさんの順でおうちがあって住んでいるのです。なので最後にもらったねずみさんの隣りはくまさんだった訳です。自分があげたおいもをもらっったくまさんは、みんながそれぞれ分けてあげて喜んでくれていることを嬉しく思います。そして最後のページには「あなたもおいもをどうぞ」と半分に切ってあるおいもの絵が載っています。これも子供も私もウケました。自分もおいもをもらえるなんて、何だか嬉しい気持ちになります。文の内容はほとんど繰り返しですが、絵も内容もほのぼのしてて、「さつまいも」のお話という事で秋にぴったり!分けてあげるやさしさと喜んでもらえた嬉しさ、みんなで共有する楽しさが詰まっている絵本です。兄弟姉妹が少なくなった今日、読んであげたい絵本です。