息子が一時期、大変ハマっていたムーミンの絵本です。
優しくて、面白くて、ちょっと大人のフレーバーもするムーミン。
この絵本も、そんなかんじでした。
ママにはハンドバッグ、パパには帽子、スナフキンはハーモニカ。
スノークのおじょうさんには素敵な前髪があるし、収集家のヘムレンさんは植物集めに夢中。
みんなみんな、自分だけの宝物を持っている。
でも…ぼくにはなんにもない。
そう考えたムーミンは、ぼくだけの宝物を探しにでかけます。
心優しくて、ピュアでナイーブなムーミンには、いつも応援したくなるようなところがあります。
この絵本もそう。
さあ、ムーミンは、「自分だけの宝物」が見つかるでしょうか?
じんわりと、心温まる物語です。
挿絵は、ヤンソンのムーミンシリーズを元に、日本で編集されたものですので、
どちらかというと、日本人好みで、アニメ色が強いです。
私は、原作のアクの強さもなかなか…と思うのですが、
息子はやっぱりこちらの絵本の方が、親しみやすいようです。