大きなどんぐりの木の下に、小さなどんぐり村がありました。
そこに、元気などんぐりの女の子、しいちゃんがいました。
ある時、木の上から落っこちてきたのが、カラスのカースケさんの宝物、どんぐりの帽子。
カースケは、いろんなどんぐりの帽子を集めているのです。
そのカースケとしいちゃんは、自分の帽子と、カースケの持っているどんぐりの帽子を交換することにしたのです。
でもね、大きすぎたり、重すぎたり、小さすぎたり、どれをかぶってみても、しっくりとした帽子がない。
ようやく見つけた頭にぴったりの帽子、それはね、しいちゃんが最初っからかぶっていた自分の帽子だったんです。
子供って、ほんとにどんぐりが好きですよね。秋に公園に遊びに行くと、うちの子も、一生懸命どんぐりを拾って集めます。
でも、どんぐりって言っても、形も大きさもいろいろあって、どんぐりだけじゃなく、帽子だって色々です。
そんなところをよくついたお話だなぁと思いました。どんぐり大好きなうちの子にぴったりのお話でした。