あまりの無表情に惹かれ、手にとってみました。
Dr.スランプのスッパマンのような顔にしかみえない…。
動物達も飼い主に似てしまっています。
この表情は子どもにもうけるようで、
「なんじゃこれ〜」と笑っていました。
笑いのために工夫をこらす動物達。
でもその顔はまだまだ無表情なのがほほ笑みを誘います。
印象的だったのは、おじさんが動物達を連れに来て、
「オオカミにでくわしたらたいへん」と話した時の彼らの目です。
最高にいい瞬間を切り取っています。
オヤジギャクをつぶやいたあとのエドナの発言も、
「いまの、なに?」
妙にリアリティのあるセリフです。
細かなところはまだ子ども達には早いようで、わかりにくい部分もありますが、人間臭い動物達の顔はとても興味をそそったようです。
もう少し大きくなって読んだら、もっと印象が変わるだろうな、と感じる本でした。