今は グラウンドゼロと呼ばれる
世界貿易センターの跡地…
そこにかつてそびえ立っていたツインタワーの間に綱を張り
その上で曲芸をして見せた男の実話です。
飛行機に乗っている時は
足の下に広がる 空の高さを想像し
船に乗っている時は やはりそこの海の深さを想い
鳥肌を立てている私…。
もちろんこのお話を読んでいる時も
指の先から 血液が逆流してくるようなドキドキ感を味わいました。
でも…地上400メートルでの綱渡りの場面にある
【空が彼を包んでいます。】という言葉で
この男の気持ちにピッタリと寄り添う事ができました。
自分では 絶対出来ないけど
空に包まれて 綱の上で寝転んだら こんな気持ちかな…って☆
辛い記憶ばかりがよみがえってしまうツインタワーですが
こんな素敵な出来事があった場所だった…ということも
この絵本で多くの人に伝えていきたいな…と思いました。