インパクトのある題名と、ふしぎな絵で、「?マーク」のつく絵本です。
帽子が好きでわがままな犬フリッツの散歩と留守番を頼まれたアラン。
散歩に出かけたけれど「ぜったいになにがあっても犬を庭園の中に入れてはいけません。」と看板を出した引退した魔術師アブドゥル・ガサツィの庭にフリッツを逃がしてしまいます。
インチキくさい庭の入口と、インチキくさいガサツィの姿。
妖しげなお話です。
フリッツはアヒルに変えてしまったと言われて、連れ帰るときにアヒルは帽子を取って空に飛び立ってしまいます。
家に帰ってみると犬のフリッツは戻っているのですが、「?????」。
あり得ないけれど、なぜか納得させられてしまうようなお話。
読んでいる自分達もオールズバーグの魔法にかけられてしまったようです。