書店で表紙絵を見て、『長谷川先生の新刊だ!』と』即気付き、立ち読みしました。
2見開き目の親子三人の食卓の絵の構図と文で、ハッとしました。
「てんごくのおとうちゃん」とまったく同じです。
そうか〜、あの作品と繋がっているんだなって納得。
おとうちゃんに先立たれ、泣き顔や苦しい胸のうちを一つも顔に出さず、ミシンを踏むおかあちゃんの頼もしさ。
名前のくだりで、主人公の男の子が長谷川先生ご自身であることも思い出しました。
おかあちゃんが作ってくれるちょっと変なジーパンやら体操服等に、当惑義気味な義史少年の独白に笑いました。
しかし、成長した義史先生はこの作品を描きながら、当時のお母様のご苦慮されたであろうご心情へと思いを馳せ、感謝なさっている事が伝わって来ます。
お子さんたちは笑って読むでであろう“終盤の父親参観日”のおかあちゃんの姿には、書店という事を忘れ、泣かされてしまいました。
こんな強くて優しいおかあちゃんに少しでも近づきたいなと私も思いました。
図書館で再会し再び落涙。
その帰路書店へ寄り購入。
自宅でゆっくり再々読。
そして、・・・。