「ひょい ひょい ひょい」とあらゆるものをまたいでどんどん大きくなってしまうところが、なんとも単純でユーモアいっぱいの絵本です。
一つ一つ、だんだんとまたぐものが大きくなるのですが、「これならいける」「ありえなーい!」と大はしゃぎの子どもたち。
どこまで大きくなっていくのかワクワクします。
横長だった絵本が、あまりにも高いところまでいってしまったので「ひょい」と縦長に。
立ったままで空へたどりつけるなんて夢のよう。
「たけうまいくつ分?」「下がみえなくてけとばしそう」など、自分が足長になった気分で想像が膨らみます。
最後のオチは、小さい子にはわかりにくいけれど、大きくなると読む前にわかっていて、「あ、こうでしょ?」と得意気に当ててくれます。