4では、主人公の稲葉が、いろいろと成長した巻でした。
とりあえず前半は修行。龍さんに見守られながら、自分との戦いを乗り越え、強くなった稲葉。
夏休みの後半はバイトしますが、おじさんたちとなじめない若者との間にたち、コミュニケーションできる人間に若者がかわっていきます。けして上から目線でなく協力する稲葉の態度は好感が持てます。そして人間、少しずつでも変わっていけるんだというメッセージが伝わります。
ラストのほうは、軽く自殺して人生から逃げようとした子供を稲葉がとめ、生きがいになるかもしれない光を与えていきます。
ライトノベルですが実に面白くて深い話をしているので大人にもおすすめ。