題名の通り、学校建設の現場を定点観察で描いた作品。
工事現場ならではの、様々な工事車(ロードローラーやブルドーザーなど)が登場するのも
魅力です。
古い建物の解体もあるのは興味深いです。
鉄球での解体は迫力満点ですね。
解体、整地、土台作り、建設、内装と、左上のカレンダーも見ながら、
工事の流れがわかります。
6〜7月がないのは、外国のお国柄で、夏休みだったのでしょうか。
また、この規模の建物なら、日本ではもっと短期間で建設完了だとは思いますが・・・。
緻密に描かれた工事現場の人々の動きからも、たくさんサブストーリーを汲み取ることができます。
その中にはトラブルや失敗もあり、大変さが伺えます。
作者のあそび心でしょうか、全く関係のないサブストーリーもあちこちに。
作者も、それらを探すヒントをたくさん用意しています。
じっくりと手にとって楽しんでほしいです。