この絵本は見開き2ページで4場面を楽しむことが出来ます。メインは靴下が頭に引っかかったはりねずみのハリーのお話し。左側の楕円形の額の中は靴下を干したサラがその後どんなことをしていたかについて。終わりの方では、靴下を外してもらったハリーがホッとしています。そして右側の楕円形の額の中は次にハリーの前に現れる動物が描かれています。そして上部はサラが干したふゆのものの洗濯バサミが外れて次々と風に飛ばされていく…。
とても凝った作りの絵本です。絵も丁寧で色彩も美しく、馴染みの深い動物も写実的に描かれています。
作者がデンマークに滞在した時の経験から作られたものだとか。だからロイヤルコペンハーゲンのポットが出てくるのですね。
とても親しみやすい美しい絵本です。