アマガエルのあまおは、門灯の光に引き寄せられてたくさんの虫が集まる門の上に行きました。そこには、イモリのりーこが先客としていました。あまりいい気持ちをしなかったりーこが、何やら対抗意識をもって、挑戦的な態度に出てくる様子がおかしかったです。そのうちに仲良くなってしまい、アマガエルの仲間も増えたところにシマヘビがやってきたのです。残念ながら犠牲になったアマガエルもいました。そのシマヘビを退治しようと知恵を出し合っているところへ、有力な助っ人の登場です。
小さな動物たちが、食べ物を求め、また敵から身を守るという、命をかけた日常を感じることができました。絵を描いたのは、あべ弘士さん。この方が描く動物の世界は、何とも言えないいい雰囲気を出しています。