「村山籌子作品集1 リボンときつねとゴムまりと月」を読んでからもっと村山さんの作品を読みたいなあと思って探したのがこの本です。
古き良き時代の懐かしさのようなものを感じる作品です。
絵の周りに縁どりされた模様も郷愁をそそります。
にわとりさんが服を失くしたことを知ったショックな場面からはしばらく彩色がほどこされていない絵なので、息子が「あっ!色が消えた」と言って驚いていました。ショックな感じがよく出ています。
探し物の得意な犬が出てくる話は他にもあるので、そこでも「また犬が出てきた」と息子が反応していました。
今時の感じでないのが逆に新鮮に感じるお話だと思います。