太古の昔から現在に至るまでの生き物の移り変わりが
年代ごとに5幕からなる劇仕立てで描かれていています。
長いストーリー、小さい子に全部読むのは工夫が必要かも。
我が家では実際の博物館を訪れたように、興味のあるところを
じっくり読むようにしてみたりも。
特に恐竜のところは、何度も「読んで!」とリクエストされました。
生き物が演ずる「劇」の結びとして、絵本の最後にこんなことばが。
さあ、このあとは、あなたがたの
おはなしです。その主人公は、あなたがたです。
日本での初版は1964年。その年の春、バージニア・リー・バートンは
来日されたそうです。
そして4年後の1968年、59歳で亡くなられました。
そんなことを踏まえると、この絵本を通していのちのバトンを
手渡されたような気持ちになりました。