マーガレット・ワイズ・ブラウンの文章が読みたいと思って、手に取りました。短めで淡々とした文章が続きますが、リズムがよくて、気持ちがいいです。
また、はっきりした色使いで、温かみもある美しい挿絵も素敵でした。
はじめ、小さいりょうしさんというのは、こどものことだと思ったのですが、そうではありませんでした。小さいりょうしさんも立派な漁師さんでした。
大きいりょうしさんは大きい魚を、小さいりょうしさんは小さい魚をたくさん釣って、それぞれ大きい家と小さい家に帰っていくというおはなしです。
それぞれの家で、大きいりょうしさんがちいさい魚の話を、小さいりょうしさんが大きい魚の話をするのがいいなと思いました。